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2024.5.30

デザインの解像度が高まる一冊

こんにちは。ことねです。
皆さんは本を読む習慣はありますか?私は夜寝る前や通勤時によく読んでいます。
特に最近はデザインにまつわる本に触れる機会が多いです。
そこで、今回は「デザインの輪郭」という本を紹介します!
プロダクトデザイナーである深澤直人さんが自身について語ったエッセイ集です。
大切にしているデザインの考え方や、
現在の深澤さんをかたちづくるまでの道のりなどが40のテーマで語られています。
デザインの大切なことについて、自分ではうまく言語化できなかったことを、
すっと汲み取って提示してくれる一冊です。

デザインで大切なことの解像度を高めてくれる

アラダスでミーティングを行う中で、
デザインの提案をするときには、ひとつの案を提示することを大切にしていると知りました。
その理由について「クライアントにしっかりと課題に向き合ってもらうためかな…?」と
思っていたのですが、何となくフワッとしたものでした。
そんなときに、こちらの文章を読みました。

『何枚もスケッチを描き、その中から選んでもらうやり方は、デザインサービスとして存在はするが、それは輪郭を見出すのではなく、星屑の中にさらに星のような要因を増やすだけで、あまりいいやり方とはいえない。なぜなら、その場合は依頼主もデザイナーも具体的なイメージがないまま、ただ空を眺めているだけだからだ。』▷「デザインの輪郭」p183より

この文章を読んだことで、何となくフワッとしていたものの解像度が高まりました。
見えていない部分までしっかりと捉えた上で、
クライアントにとっての最適案を打ち出すことがデザイナーの仕事なんだな。
だからひとつの案を提示することが大切なんだ!!」と、
モヤモヤしていたものがすぅーっとどこかに行ったような気持ちになりました。

深澤さんの言葉は、わたしが言語化できなかった大切なことを汲み取ってくれるかのように
提示してくれるので、それを頼りに答えのようなものが見えてきます。

「星屑の中にさらに星のような要因」とか「空を眺めているだけ」というような
抽象的な表現なのに、「そうそう、そういうことだよね」となる感じは本当にすごいです。

おわりに

たくさんの経験を積み重ねてきた深澤さんが書く文章は、
きっとむずかしいだろうな…と思っていました。
いざ読み進めていくとやさしい言葉の選び方とひと息つける余白感があり、
不思議と心地よさを感じました。

相手と何度も会うことで理解が深まるように、
読み返すことで深澤さんの輪郭が掴めるような…
本という「媒体」を通じてコミュニケーションしている心地になるのは、
深澤さんが大切にされている哲学の一つなのかなとも思いました。

とても素敵な本なので、ぜひ手にしてみてください!

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