2025.10.01
身体と心を鍛えて、変化を楽しむ。アイアンワーカープロジェクト体験
みなさん、こんにちは。
元気でお過ごしでしょうか。
今回は、社内で開催された健康に関わるイベント「アイアンワーカープロジェクト」のレポートをお送りします。
アイアンワーカープロジェクト…。結構インパクトのある名称ですよね。
これは誰もが健康になれる都市を目指し、神戸市が2017年に設立したプロジェクトです。
この取り組みの一環として、アスリート経験を持つ講師がオフィスを訪問し心と体の向き合い方をレクチャーする研修が「アスリート式」。講義だけではなく、社内のスペースを使ってボクシング体験や体を動かすことで得られる小さな変化を体感し、強くしなやかな心を養っていく内容です。
企画の提供と運営は株式会社アスリート式が行なっています。
どの分野においてもアスリート、つまり競技者は競技人生の中で心が折れたり、迷ったりした経験を持ち、それを超えることで得たスキルやノウハウがあるはずです。
そのノウハウをビジネスパーソンのメンタルヘルスに活かしていくという研修です。
大きな特徴はヘルスケアアプリ「QOLism(キュオリズム)」と連携し、進めていくという点。
参加者はオフィスや自宅で行った運動の内容や時間を入力することで自身の身体や心の変化を可視化。
努力の成果が実感できるため、楽しみながらチャレンジできるのがポイントです。
このトレーニングがアラダス大阪オフィスで開催されました。参加者はアラダスの社員。
約1ヶ月の間隔で3回に分けて行われました。さあ、みんな何がどう変わったのか!
ボクシング元世界チャンピオンの指導を直接受ける!
講師はボクシング元世界チャンピオンの多田悦子さん。まずは心と身体についてのお話。
「小さなことの積み重ねで身体は変わります。リラックスして、変化を体感してくださいね。追い込みとか、しないから(笑)」と明るいオーラ満開の多田さん。
多少緊張気味だったアラダスのみんなも思わず笑顔に。どこまでもついていきたくなるようなキャラクターの持ち主です。
まずは多田さんの指導のもと、スクワットや呼吸トレーニングなど軽く身体を動かします。「内転筋トレーニングをしてみましょう。内転筋とは股関節の付け根から太ももの内側にある筋肉です。500ml入のペットボトルを股の間に、縦に挟んでみて。大切なのは挟んでいるという意識を持つこと。そのままの体勢で立ったまま、両手をゆっくり床に近づけ、前屈の姿勢をとってみて」。
筋肉に集中をしていると、なんだかしまっていく感じ。でも、体の硬さを感じ、ちょっと苦しい。
「では、挟んでいたペットボトルを外し、もう一度前屈をしてみて下さい」と多田さん。やってみると、あれっ、今度はグッとラクになったような気がし、リラックスできたような…。「この動作をすると、脳がストレッチをしているような感じを得られますよ」と多田さん。
なるほど〜。意識を筋肉や身体の動きに向けるだけで、身体が柔軟になっていることをすぐに体感できました。この「体感する」が大事なのですね!
さらにスクワットでひと汗流し、身体をほどよくほぐした後はボクササイズ。パンチング用のミットを着け、パンチの練習をスタート。
「恥ずかしいという気持ちは捨ててね」と多田さんの元気な声に勇気づけられ、ワン、ツー、ワン、ツーの掛け声のもと、ペアになってミット打ち、開始。
体を低くし、パンチをかわすダッキングやジャブを行い、みんな少しずつボクシングスタイルが板についてきました。
「気を抜いていると、あてに行くよ〜」の多田さんのゲキが飛び、思わず姿勢を低くして、頭上をかすめる多田さんのミットをクリア。
終わる頃にはじんわりと汗ばみ、頬も紅潮。息も上がっています。
すっかり戦闘的な気分になったところで終了〜。
変化していく身体と心。3回目が終わる頃に起こったことは…
2回目、3回目と回を重ねていくアイアンワーカープロジェクト。ヘルスケアアプリ「QOLism」を使い、アプリ上で繰り広げられるウォーキングイベントに大阪と東京のオフィスのメンバーで参加したときは闘志をあらわに競い合いました。厳しい、辛いといった雰囲気ではなく、「楽しむ」という感じを広報の私も味わいました。
さて、どんな変化があったのでしょうか。
3回目は多田さんからアラダスのみんなに、「合計60日間のプロジェクトを終え、変化はありましたか〜」と質問。
「通勤で、駅を利用するときにエスカレーターを使っていたけれど、階段を使うようになりました。食事にも気を遣うようになり、朝食もちゃんと取るようになりました」
「大きな変化はないけれど、体幹トレーニングを続けています。アプリに一日のトレーニングを入力することで、こまめに身体を動かすようになりました」と、それぞれ感想が飛び交いました。
その中には、「休日は家でいつもVRをやっていて、家にこもっていることが多くて…。日曜日の歩数は13歩でした!」と明るく話すエンジニア・Tの言葉に、「太陽の光にあたって!」と思わず多田さん。
「はい、わかりました」と素直にうなずくTでした。
最後に多田さんから、「日常の中で積み重ねていくことはとても大事です。大きなことをするのではなく、小さなことの積み重ねで変化が起こります。心と身体はつながっています。そして、自分と他人を比べないで下さい。自分のいいところや強みを見つけていって下さいね」と、あたたかい言葉をもらいました。
ハードな毎日の中でも、自分の心や体に意識を向け、運動を無理なく暮らしに取り入れていくことで身体は確実に変わってきます。そして身体の変化は心の健康につながります。ビジネスパーソンが自分の心を大切にしながら心地良く仕事に取り組めるように、工夫された「アスリート式」研修はこれからの生き方やメンタルヘルスを考える上で大きなきっかけになりました。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
▼2023年に受けた「アスリート研修」についてはコチラ
https://www.aradas.net/journal/1739/